37: ◆eUYYCXmg66AS[saga]
2018/04/16(月) 21:10:37.47 ID:Ps4zyyN+o
コッヘルに水を注ぎ、バーナーの上に置き、火をつける。
気化したガスに火が走り、一瞬コッヘルの周りを包みこむ。
火は適度な大きさになり、お湯を沸かす仕事に取り掛かり始めた。
「いつもこの時間が待ち遠しいねえ」
「沸いたあとさらに三分待つんだけどな」
「oh……」
「まあ待て待て」
二人でバーナーの火を見つめながら『早くしろ早くしろ』と圧をかける。
――
「沸いたみたいだよっ!」
「よしよし」
カップの蓋を剥がし、沸騰したお湯を注いでいく。
内側の線まで注ぎ終わり蓋を元に戻す。
スマホの音楽を一旦止め、アラームを三分にセットし、しばし待つ。
期待を高めていく。
「ねえリンちゃん、今日はどうしてカレーメンにしたの?」
「さあ、なんでだろうな……」
「わたしも、なんとなくなんだよねぇ」
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