16: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:25:42.18 ID:WKu1Dz3e0
「はっきり言わせてもらうと、君は自分の噂が芸能界に広まってどこも雇ってくれなくなった、だから仕方なくアイドルを諦めようとしているだけだ」
17: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:26:46.08 ID:WKu1Dz3e0
「君が面接を断っていたら、アイドルを夢見る他の子にチャンスが与えられたかもしれないのに」
18: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:27:18.78 ID:WKu1Dz3e0
「やめてっ!」
19: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:28:00.47 ID:WKu1Dz3e0
……それから、私が泣き止むまで男性は何も言わずにただ私を見ているだけでした。
そして私が泣き止むと立ち上がり、私に近づいてきて。
20: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:28:53.75 ID:WKu1Dz3e0
「信じられないって表情だね……でもね、いくら他の事務所にお願いされたからって、倒産の度に移籍ができるくらい芸能界は甘い世界じゃないよ?」
21: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:30:15.91 ID:WKu1Dz3e0
「それにもう1つ、僕が君にトップアイドルになれる素質を感じたものがある。……それはトップアイドルへの執着心だよ」
22: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:30:52.87 ID:WKu1Dz3e0
──あの子は本当に優しい子で、自分の不幸で自分が傷つくことよりも、他人を傷つけてしまうことをなによりも怖がっているんです
23: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:32:09.03 ID:WKu1Dz3e0
「いや、君を責めてる訳じゃないんだ。寧ろ他のアイドルにもある程度見習ってほしいくらいだよ」
24: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:32:45.62 ID:WKu1Dz3e0
「……実はね、今日君がこのオーディションに来るかどうかは賭けだったんだ」
25: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:33:32.95 ID:WKu1Dz3e0
「とは言うものの、あれは流石に言い過ぎだったよね……本当に申し訳ない」
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