白菊ほたる「光」
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10: ◆CfShMv7DuQ
2018/04/10(火) 23:21:32.89 ID:WKu1Dz3e0


「ですが、普通オーディションを受ける場合、こういったところは無理にでも埋めるものですよね。現に今回面接した他の方々は、皆びっしりと埋めてあります」


「白菊さん、あなたは本当にこのオーディションに合格するつもりはありますか?」


男性は相変わらずこちらの目を真っ直ぐに見つめながらそう言いました。
もう誤魔化すのは無理かな……。


「……はい、仰る通り私は今回のオーディションに合格するつもりはありませんでした」


「単なる思い出作りで応募させていただいたんです。本日はお忙しい中ありがとうございました」


男性にそう告げると立ち上がり、扉の方に踵を返す。
……あの346プロで面接までやれた、思い出作りはもう十分でしょ?


自分にそう言い聞かせながら足早に歩き出します。




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