19:名無しNIPPER[saga]
2018/04/07(土) 22:29:39.28 ID:ti9kriyWo
次の月曜日、私は音楽室に行きました。
既に合唱部のみんなが揃っていました。
私と同じく引退した三年生も含めて。
あの子、本当に来るの?
三年生の子が一人、私にそう聞きました。
うん、きっと。
私は答えました。
あのライブが終わったあと、私はすぐに合唱部のメンバー全員に連絡をしました。
ライブで千早さんが言っていたことを、覚えている限り、みんなに伝えました。
みんなは驚いたようでしたが、嘘でないことはすぐに理解してくれました。
だからこうして全員、集まってくれたんです。
扉が開いたのは、その時でした。
「……お久しぶりです」
緊張したように入ってきたのは、紛れもなく千早さんでした。
そして私達三年生が居るのを見て驚いたようでした。
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