8: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2018/04/02(月) 01:05:15.57 ID:2dkh2G9M0
千歌「そうなると、とりあえず沼津行きのバス一択だったわけですよ!」
ダイヤ「……11時台になると1時間に一本しかバスも来ませんしね」
即断即決なら、とりあえずバスに乗るという判断はあながち間違ってないと言うことですわね。
千歌「これが沼津っ子なら、その場で『じゃあ、駅集合〜』でいいんだけど……曜ちゃんと善子ちゃんが羨ましい」
ダイヤ「確かに内浦組はどうやっても沼津に出るためにはバスですからね……」
千歌「しかも片道780円! うぅ……高校生には辛い出費だよぉ……それこそ定期のある二人はここ一帯はほぼ行き来自由みたいなもんだよね、羨ましい……」
ダイヤ「それでは……デートの回数を減らしますか?」
千歌「ない!! それはない!! って言うか、わかってて言ってますよね、ダイヤさん!?」
ダイヤ「ないものねだりしてもしょうがないもの」
千歌「それはそうだけどぉ……」
ダイヤ「お小遣いも貰ってるんでしょう? それに家の手伝いで多少お駄賃を貰えると前に言っていたではありませんか」
千歌「ホント雀の涙くらいだからね? お母さんチカがどんなに頑張って仕事しても、全然お小遣い増やしてくれないしっ!」
そのとき、ガタンとバスが大きく揺れる。
千歌「うわわっ!?」
千歌さんがバランスを崩してこちらにもたれかかる形になる。
わたくしは反射的に千歌さんの上半身を支えるように、両の手で肩を抱く。
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