「それでは、勇者の面接を始めます」
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95: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/04/22(日) 10:47:40.94 ID:AjSdyyFV0

大司教「当時は見えておったわ!」

行政官「ちょっと剣聖殿、黙っててもらえます?」

剣聖「……む」

行政官「堂々巡りに成るかもしれませんが、それでは彼らが面接を受けに来た動機はどう考えるのですか?」

大司教「それこそ、先に挙げた二人の様子から幾らでも推論できようて」

行政官「……うーん」

剣聖「貰えるもんは貰う」

行政官「?」

剣聖「先代勇者の主義だ」

行政官「それが何だと言うのですか?」

剣聖「そんな考えの奴も居たかもしれんという話だ」

行政官「それは、そうかもしれませんが」

剣聖「……伝説の初代勇者でさえ、そうなのだ行政官」

剣聖「それに続くものが、どのような考えで『勇者』の称号を欲しがったかなんてものは考えるだけ無駄だ」

剣聖「むしろ称号を得た後の『2代目勇者』に聞いた方がはやい」

行政官「……」

剣聖「お前が、冒険者たちのモチベーションを気にしているのはわかる」

剣聖「だが、俺も俺なりに考えてみた」

剣聖「俺はな、早く『勇者』を認定した方がよい気がしてきた」

行政官「それは、何故ですか?」

剣聖「覚悟の話だ」

行政官「覚悟?」


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