「それでは、勇者の面接を始めます」
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90: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/04/22(日) 10:43:08.68 ID:AjSdyyFV0

剣聖「構わん、続けろ」

ニート「親父は、魔王討伐後からなのか、はたまた俺が生まれてからなのかは知りませんが有体に言えば無職でした」

ニート「国に奉仕するわけでもなく、魔王討伐後に得た領土を治めるでもなく」

ニート「日がな一日、広大な屋敷に留まり遊蕩の限りを尽くしていたんす」

大司教「残念ながら、奴は魔王討伐直後からそうであったぞ」

ニート「そっすか……。そんな親父が、ただ一つ力を入れたことが俺の教育です」

ニート「俺は幼いころから、剣技や魔法、それにあらゆる敵と戦い生き抜いていくための術を散々仕込まれてきました」

ニート「親父の指導は異常なほど厳しかった」

行政官「上流階級の子弟には、ままあることです」

ニート「ままあることだって!?あれは、親父の教育はそんな生ぬるいものでは無かった!」

ニート「幼い俺は、血豆が潰れるまで剣を握り、意識を失うまで走り込んだことだってあった!」

剣聖「……全て貴様のためだろう、それにその程度の鍛錬は普通だ」

行政官「そうなんですか?」

剣聖「そうだ」

ニート「いや、おかしいでしょ」

大司教「まあ待て。親は、子に厳しくなるものじゃ。しかし、それは愛ゆえのものじゃよ」

ニート「違う!そんなことは俺は望んでいなかった」

ニート「それに、俺は生まれてこのかた、親父の愛情なんて感じたことは無い!」

ニート「だから、親父がおっちんだ時は涙も出なかったよ」

剣聖「……勇者は孤独なまま逝ったのか」


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