「それでは、勇者の面接を始めます」
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66: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/04/13(金) 16:42:22.01 ID:/2tjzfVC0

行政官「うーん、納得は出来ませんが大司教の意見はわかりました」

行政官「さて、話は尽きませんが、そろそろ採決に移りましょうか」

剣聖「・・・!?」

大司教「・・・まてまて、早すぎるぞ行政官」

剣聖「事をせいては仕損じるぞ」

行政官「しかし、そうは言っても時間は有限ですので」

剣聖「勇者候補の数もな」

大司教「剣聖の申す通りじゃ。こう易々と勇者候補を切り捨てていれば、いつか候補者がいなくなってしまうぞい」

行政官「そうなったら、情報部に新たに選考をさせるだけです」

行政官「現に、前衛の戦闘職に限らない第二次選考を情報部は開始しています」

大司教「じゃからと言って、審議をおざなりやってよい理由にはなるまい」

剣聖「俺はもう少しの間、あの男について審議を続けたい。時間を割くだけの価値はある男だ」

大司教「ほら、剣聖もこう申しておるのじゃし・・・」

行政官「・・・」

行政官「・・・大司教様、持論はご自宅に忘れてこられたのですか?」

大司教「うむ突然どうした?」

行政官「あの男は、貴方の持論に当てはまっているのですかと聞いているのです」

大司教「やけにとげのある言い方じゃのう」

行政官「以前の貴方ならば、貴方の鑑識眼に収まる程度の男を勇者と認めたりしなかったはずです」

大司教「ははぁ、そう来たか」


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