「それでは、勇者の面接を始めます」
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4: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/03/30(金) 08:15:13.79 ID:hRbC8D020
大司教「・・・」

剣聖「死を経験した魔王。ただでさえ厄介な男が、さらに経験を積んだとしたら?」

行政官「魔王は、前回より強くなっていると?」

大司教「なんの根拠もない。ただの推論ではないか」

剣聖「冒険者は常に最悪を想定する。そうしなければ生き残れないからだ」

剣聖「・・・魔王も強くなっている。そう考えて、我々は事に当たるべきだ」

剣聖「なれば、新たな勇者にも更なる力が必要だ」

剣聖「そうだな・・・例えば、常に背中を任せられる仲間とかな」

行政官「一理ありますね」

大司教「・・・ふむ、確かに軽率な発言であったかもしれぬ。すまぬ」

大司教「先代勇者の用いた手段に、新たな勇者が準じる必要はない・・・儂は、先代勇者の成し得た奇跡に目がくらんでいたようじゃな」

剣聖「伝統や慣例に縛られるのは、教会の悪いところだ」

大司教「先ほどのは、儂個人の意見じゃ。教会は関係ないわい・・・」

行政官「剣聖殿は、あの若者を見てどう感じられました?」

行政官「私や大司教様は、戦いに関しては素人ですからね。是非、プロの御意見を承りたいのですが」

剣聖「・・・剣の冴えはなかなかのものだったな」

行政官「ほお」

剣聖「ただし、絶対的な強さを持っているわけではない・・・若いから今後の成長に期待は持てるのだが」

行政官「現時点で言えばどうです?先代勇者と比べて」

剣聖「遥かに劣るな」

行政官「なるほど」


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