「それでは、勇者の面接を始めます」
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34: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/04/07(土) 11:05:17.64 ID:hNg45iQ40

魔王「そうだな。魔王軍幹部の席はもちろん、人間たちを支配するうえでの助言役」

魔王「お主たちが望むのであれば、人間達への幾何かの温情も与えようではないか。勇者よどうだ?」

勇者「・・・ないな。俺は簒奪者には容赦しない」

魔王「即答か。では、やり方を変えてみよう」

魔王「これを見ろ」

肉塊「・・・」モゾ

剣士「新手の魔物か?」

勇者「なんだこれは」

肉塊「・・・ユ・・・ウシャ」

勇者「!?」

勇者「・・・その声は!?魔王!彼女に何をした!」

魔王「ふふふ、声だけでわかるか。素晴らしい洞察力だ」

魔王「そう、お前が故郷に置いてきた恋人だよ」

勇者「きさまああああああああああ!」

肉塊「ユウ・・・シャユ・・・ウシャユ・・・ウシャ」

剣士「・・・落ち着け勇者。魔王、その女?その肉塊はまだ生きているのだな」

魔王「もちろんさ。もし、お前らが我が陣営に加わるというなら元に戻してやる」

勇者「・・・ぐ」

剣士「勇者、判断はお前に任せる。所詮、俺は雇われだからな」

魔王「考える時間をやろう、そうだな一晩で答えを聞かせてもらおうか」


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