千早「賽は、投げられた」
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99:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 21:00:51.93 ID:nKI6vhSl0

「プロデューサー、私にはとても……」

「ああ。プレッシャーがかかるのは分かる。だから、無理にとは言わない」


動揺する私を見て、プロデューサーは頷いた。


「少し拝見させてもらったが、間違いなく話題を席巻する名曲だ」

「もし失敗すれば、色んな意味で大きな損失を生むことになる」


誰にも渡さず、守り続けてきた我が子。

もし私が歌い上げきれなければ、その子を殺すことになる。

誰からも待望され、多くの感動を生み出すであろう子。

その子を手にかけてしまえば、私に未来はない。


「千早にはこの曲を御しきる力があると思ってる」

「でも、曲に気圧されたままでは、力は出し切れない」


「……少し、考えさせてください」



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