千早「賽は、投げられた」
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98:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 21:00:11.58 ID:nKI6vhSl0


「でも……私が、ですか?」

「そうだ、作曲者の方からのご指名でな。千早も名前はご存じだろう?」


デスクの引き出しから、プロデューサーが少し厚めの封筒を取り出す。

裏面には差出人名として、著名な作曲家の名前が入っていた。

手渡された封筒の中身を覗くと、楽譜とCD−ROMが収められている。


「その曲は永年温めていたけど、琴線に触れる提供相手がいなかったそうでね」

「そんな折、先月の番組で披露したカバー曲を聴いて、千早しかいない!と思い立った、とのことだ」

「私なんかが、そんな……」


私が好きな曲も含め、多くの名曲を生み出してきた名作曲家。

そんな方が、永年温めてきた曲。


私にはとても、荷が重い。




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