千早「賽は、投げられた」
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75:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:35:35.54 ID:+0zrf0Mn0


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「元気出そうよ」

「大丈夫よ。ありがとう、真」

「いや、全然大丈夫じゃないって。目が死んでるって」


誰よりも自信のあったボーカルオーディションに落ちて、真に慰められる。


「たまたま審査員との相性が悪かっただけだよ」

「違うわ。私には才能も力もないから――」

「……あああもうまどろっこしい!」

「いたぁっ!?」

「こっちなんて何度女の子であることを全否定されたと思ってっ……! くぅっ……」

「ご、ごめんなさい。ほら、真、元気出して?」


いつの間にやら立場が完全に逆転して、愚痴を聞く側に。

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