千早「賽は、投げられた」
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60:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:25:19.71 ID:+0zrf0Mn0


二度目の1回休みの間、少し疲れた私は、隣の肩に寄りかかった。


「四条さんに合わせてラーメンを食べたら身が持たないよ、千早ちゃん……」

「それはこの件でよく分かったわ」

「いつも不思議然としてるのに、ラーメンが絡むとすっごくテンション上がるよね」

「食べてる最中のはしゃぎっぷりは少し意外だったわ」


四条さんというと、ずっと掴み所のない、秘密主義な人だと思っていた。

けれども、あの姿を見る限り、年相応の心もあるように感じる。

完全な人間、一色に染まり切った人間など、そうはいない。

認識しているよりもずっと、彼女は普通の人なのだろう。




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