千早「賽は、投げられた」
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42:名無しNIPPER[saga]
2018/03/28(水) 17:13:18.67 ID:+0zrf0Mn0


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「お茶、いかがですか?」

「ありがとう、ございます」

「ふふ、ちょっと緊張してるのかな。私、萩原雪歩っていうの」

「如月千早です。萩原さん、よろしくお願いします」

「そんなにかしこまらなくていいよ、千早ちゃん」


一生懸命私をリラックスさせようとしてくれるその手は、僅かに震えていた。


「手……」

「あっ?! ご、ごめんなさい! その……お口に合うか、心配で……」

「……とっても美味しいわ、萩原さん」

「よ、良かったぁ……」


萩原さんは、ちょっと心配性だけれど、芯は強くて。

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