千早「賽は、投げられた」
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393:名無しNIPPER[saga]
2018/04/12(木) 01:37:47.89 ID:pFf/ISIR0

「千早はくれたよ、沢山のものを」


プロデューサーの声が、夜道に小さく響いた。

私の自己否定を、否定する声。


「本当なら、春香がああなるのはもっともっと早いはずだった」


プロデューサーは立ち止まり、僅かに振り返った。


「千早と出会った頃から、あの子は前にも増して明るくなったよ」

「でも……結局、何もできてないじゃないですか……!」


春香は今、眠りについている。

それが、全てじゃないですか。


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