千早「賽は、投げられた」
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371:名無しNIPPER[saga]
2018/04/09(月) 22:20:22.52 ID:Zo4S+Uss0

階段を駆け下りてマンションを飛び出す。


「っはぁっはぁっはぁっ……」


足を止める。

いつの間にか、雨は止んでいた。


街頭がいくつもの影を照らす。

大小様々な、色とりどりの影たち。


「……こんな時間に、何、してるのよ……」


目にするなり、こんな悪態をつく自分が嫌になる。


でも、そんな強がりでも口にしてないと。

そのまま、崩れ落ちてしまいそうだったから。


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