千早「賽は、投げられた」
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322:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:49:15.34 ID:UnTjGLwD0


ぽたり。


そんな私の頬を、水玉が打つ。

頬を伝った雫が、口に届く。


ぽたぽた。


小さな粒が、私の後頭部を打つ。

降り注ぐ雫は、瞬く間に数を増していった。


「あ……」


水面には、いくつもの波紋が広がった。

そこにいたのは、春香ではなく、私だった。


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