290:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:15:03.78 ID:UnTjGLwD0
夕暮れを過ぎ、誰もいない公園。
僅かに残った陽に照らされる遊具たち。
楽しい時間が終わりを告げて、誰もいない空虚な遊び場。
そこへ私は足を踏み入れ、ベンチへゆっくり腰掛ける。
鞄を脇へ置き、まずは古い方のノートを開く。
そこには、幼い春香が書き記した、可愛らしい言葉があった。
『わたしのにっき』
それは、私が知らない頃から春香が書き記した、日々の記録だった。
ぱらぱらとページをめくる。
毎日書いているわけではないらしい。
もし毎日書いていたら、ノートは何冊にも及んでいたことだろう。
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