289:名無しNIPPER[saga]
2018/04/08(日) 21:12:22.49 ID:UnTjGLwD0
帰路につきながら、右手に抱えたノートに目をやる。
表紙の下の方には『あまみ はるか』と拙い字が書かれている。
恐らく、私と出会うよりもずっとずっと前に書かれた名前。
それはきっと、私がまだ、幸せだった頃。
「何が書かれてるのかしら」
ページを開けばすぐに分かる。
でも、それはとても崇高なもののように思えて。
とてもじゃないけれど、歩きながら片手間に読んでいいものではないように思えて。
「……確かそこの公園、ベンチがあったはずよね」
早く、読まなければいけない気がした。
640Res/352.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20