250:名無しNIPPER[saga]
2018/04/06(金) 11:25:23.22 ID:m2Fax+Wi0
その日も、私は春香の病室へ向かっていた。
病院への道すがら、唐突に声をかけられる。
「……千早お姉ちゃん?」
「っ千早お姉ちゃん! 千早お姉ちゃんだ!」
その声には聞き覚えがあった。
双子の双海さん。
駆け寄ってきたのは、髪が短い妹の方。
「千早お姉ちゃん! 電話もメールも返事がないから、心配してたんだよ!?」
「部屋に行っても、いつも反応がないし……」
そういえば、携帯電話の電池は切れていたんだった。
病院へ向かう足はそのままに、ふと思い出す。
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