千早「賽は、投げられた」
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156:名無しNIPPER[saga]
2018/04/01(日) 15:43:22.12 ID:8fWIK/550


「どうして? 事実なのに」

「千早ちゃんは、最低なんかじゃ……最悪なんかじゃ、ないよ……」


震えた涙声が後ろから聞こえる。

私はそちらに視線を向けずに吐き捨てた。


「最低よ。最悪よ」

「でも、千早ちゃんのお陰で出来た事だっていっぱいあるよ!」

「例えば?」

「お仕事減ったって言うけど、千早ちゃんがいなかったら減るようなお仕事もなかったんだよ!」


どうしてか、必死に私に追いすがる様に言葉を繰り返す。

そんな言葉を聞くたびに、私の神経が逆立っていく。




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