121:名無しNIPPER[saga]
2018/03/29(木) 21:39:39.37 ID:nKI6vhSl0
ステージイベント。
テレビの司会。
映画のキャスト。
ラジオのパーソナリティ。
ゲームの声優。
話題性に満ち溢れた私達の事務所は、瞬く間に活躍するフィールドを広げていった。
主役級の仕事を貰うことも多くなった。
大規模なプロダクションライブや、私達全員で持つ冠番組の企画も持ちあがり始めた。
私達が売れれば売れるほど。
社長は事務所に居ることが少なくなった。
音無さんは電話応対が増えた。
プロデューサーと律子は中でも外でも大忙しになった。
みんなと会う機会は減っていった。
それでも時々顔を合わせて話すと、誰もが本当に活き活きとしていた。
その光景を見て、ようやく報われた気がした。
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