伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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6:名無しNIPPER[saga]
2018/03/25(日) 22:17:36.70 ID:JKum/CnfO

案内されたのは注文どおり窓際の席。

窓からは滑走路が見え、丁度飛行機が離陸するところらしく、地響きのような飛行機のエンジン音が聞こえてくる。

「……実際、どうなのかしらね。みんなは昔みたいに私を受け入れてくれる……?」


アメリカにいる次兄と共に経営学を勉強するために、伊織は中学卒業と同時に渡米した。

それは伊織自身の意思でもあったし、何より父親が自分のことを一人前と認めてくれた証拠だった。

おそらく父が自分を認めてくれたのは、自分がアイドルとして成功を収めることが出来たからだろう。

伊織にとってそれまで一緒にアイドルとして頑張ってきた仲間たちとの別れは辛いものだったし、でもだからこそ、その別れを無駄に出来ないという想いで今日まで頑張って来れた。

そしてついに予定していた期間を経てようやく彼女は祖国へ帰ってきた。

近いうちに昔の仲間たちと会う予定もある。




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