伊織「『百年たってもやよいおり』? ……何よこれ」
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名無しNIPPER
[saga]
2018/03/25(日) 22:28:32.04 ID:JKum/CnfO
そんな彼女が高槻やよいと初めて出会ったのは、中学二年になったばかりの頃だ。
大通り沿いの建物群に埋もれそうな古いビル。
そのビルの一角にひっそりと居を構えた芸能プロダクション、765プロ。
伊織が二年間在席した765プロで、やよいはいつも掃除をしていた。
「おはようございまーすっ♪」
「おはようございまーすっ! ……あれ? あの、どちら様でしょーか?」
「今日から候補生としてここに所属することになりましたー……って、なんで子供がここにいるのよ?」
「あ、プロデューサーはもうすぐ帰ってくると思いますので、どうぞゆっくりしていてください!」
「ゆっくりって言われても、めちゃくちゃ散らかってるじゃない。どこで待ってればいいの?」
「はわっ! そういえばおそうじのとちゅうでした! 今かたづけちゃいますね!」
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