アナスタシア&一ノ瀬志希「はるのうた」
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6: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 00:53:10.71 ID:afcOeBV+0

  ―― 3月某日 事務所


 一言で言えば異常気象だった。
以下略 AAS



7: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 00:56:54.14 ID:afcOeBV+0

 近日開催されるこのフェスは、かなりでかいハコを押さえたプロダクションの一大イベントだ。
 もちろんうちの部署からも何組か出演する。
 みんなこの日の為に仕上げてきており、そのクオリティに今さら疑問を差し挟む余地も無いものの……。

以下略 AAS



8: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 00:58:20.40 ID:afcOeBV+0

「さむいー」
「乗んな」
「くんかくんか」
「嗅ぐなっ」
以下略 AAS



9: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 00:59:08.80 ID:afcOeBV+0

「なあ志希」

 なのでひとつカマをかけてみることにした。

以下略 AAS



10: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 01:00:09.85 ID:afcOeBV+0

 志希は一人暮らしをしている。

 しかも一軒家である。

以下略 AAS



11: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 01:01:07.19 ID:afcOeBV+0

 天気が天気だからここに来るまでにも一苦労だった。
 寒さに身を縮めながら、一度は仕舞った筈の一番分厚いコートを動員してまでやっと辿り着く。


以下略 AAS



12: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 01:03:24.58 ID:afcOeBV+0

 凍り付いたような石畳の道を行き、門と同じくリモコンキーの玄関扉を開けた時、奥から声がした。

「ふふふ……とうとうここまで辿り着いたようだね……」
「この声は……?」
以下略 AAS



13: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 01:04:47.33 ID:afcOeBV+0

「今お台所に立ってたんだ〜。二人ともランチまだでしょ?」
「んー、そいえば昨日からなんにも食べてない気がする」
「それはもうちょっと気にしろよ。俺もまだだけど」

以下略 AAS



14: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 01:05:58.32 ID:afcOeBV+0

 午前11時30分、外は暗い。分厚い雪雲が空を完全に覆い隠してしまっている。
 冷えに冷えた体に、あつあつのラーメンは実際ありがたいものがあった。

 スープまで一滴残らず飲み干したところで、話はいよいよ本題に移る。
以下略 AAS



15: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 01:11:34.27 ID:afcOeBV+0


 一ノ瀬邸には「開かずの部屋」がある。

 寝室だ。
以下略 AAS



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