アナスタシア&一ノ瀬志希「はるのうた」
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6: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/03/23(金) 00:53:10.71 ID:afcOeBV+0

  ―― 3月某日 事務所


 一言で言えば異常気象だった。
 窓の外でびょうびょうと吹き荒ぶ雪風を、俺は頬杖を突きながら眺めている。

「もう桜の季節だってのに……」
 
 テレビではお天気お姉さんがテンパっており、都心を襲う季節外れの大雪に関して、
 学者やらなんかの専門家やら役者や芸人が激論を戦わせている。

「ホントだね〜。これじゃお花見できなさげ?」
「花見を楽しむってキャラでもないだろ、お前は」
「にゃはは、そんなことないよぉ。花とかお料理とか、気化したアルコールとか吐瀉物とかいろんなニオイが楽しめるし?」
「ゲロの臭いをありがたがるんじゃないよ」

 ていうか、そうじゃない。
 このまま異常気象が続くと、事務所としては結構ガチで困る事態なのだ。

 熱いコーヒーを一口すすり、俺は手元の資料に目を落とした。


『プロダクション合同 スプリングフェスティバル』



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