6: ◆7OUWtrrklk[saga]
2018/03/22(木) 17:51:58.19 ID:i93qXE2v0
果たしてどれほどの間二人は繋がっていたのだろうか。とうに湯呑の中のお茶は冷めきってしまっていたが、双方喉は潤っているからさして問題はない。
ちゅるっ、と音がして提督の口から叢雲の舌が抜かれる。この時間は今までの中でもおそらく最長記録だろうと蕩けてぼんやりとした頭で叢雲は考えていた。
叢雲「はぁ……はぁ……。……どう? 満足した?」
提督「ああ、充分だ。当分は切れないだろう。……お疲れ様、叢雲」
胸元でくったりとしている叢雲の頭を提督は愛おしそうに撫でる。長時間の行為で溢れた涎が両方の胸元にべっとりとついてしまっていて、身を預けている叢雲の頬は濡れてしまっているのだが当人は全く気にしている様子はない。
気にする余裕もないのか、あえてなのかは定かではないが。
叢雲「……ふう。それじゃあ私は顔洗ってくるから。それ、さっさと片付けてお昼に行くわよ」
提督「了解した」
見違えるほどに生気を取り戻した提督は一心不乱にペンを書類に走らせ始める。
もう彼は大丈夫だろう。きっとどんな過酷な指令が来てもいつもの通り厳格で優しい提督でいられる。
叢雲(また、作戦が終わったら求められるんだろうけど。その時は優しく舌でも噛んであげようかしら)
くくっ、と笑って叢雲は司令室を出る。
……その甘い刺激に提督がハマるのはまだあとの話であった。
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