加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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25:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 13:10:27.17 ID:RrjEOvhp0
「説明はこれで終わりでいいかな。何か聞きたいこととかある?」

「何個か聞いていいか?」

「うん、いいよ」

2人で近くにあった椅子に座る。
情報収集は大事だ。いくつか疑問に思ったことを聞いてみよう。

「この森は魔物が出る森だけど、この屋敷が襲われたりすることはないのか?」

「大丈夫だよ。魔物達は私を恐れて近づこうとしないしね。それに、この屋敷の周りには結界を張ってあるから、魔物が入ろうとしても入れないんだ」

加蓮はあたしにそう説明する。
それに結界って言ったか?それじゃもしかして……

「奈緒の考えてること、当ててあげよっか?」

「へ?」

加蓮が悪そうな顔をしながら言ってくる。
本当にわかるのか……?

「結界張ってあるんじゃ逃げられないんじゃないか、って思ってるでしょ」

「なんでそれを……!あっ……」

「やっぱり。」

「くそっ!心を読む魔法でも使ったな!?」

「そんな魔法ないから。奈緒がわかりやすいのがいけないんだよ」

加蓮は悪戯っぽく笑う。昨日は大人っぽいイメージだったけど、今日は少女のように見える。

「結界に触れるとはじき返されるから気をつけてね。まあ、逃げようとしなければ関係ないけど」

加蓮は悪戯っぽく笑う。
うーん。どうしたものか。いきなり計画が頓挫したような……。
……考えてもしょうがないか。そのうち必ずチャンスはあるはずだ。


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