加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
1- 20
24:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 13:08:35.29 ID:RrjEOvhp0
ーーーーーーーーーーーー

あたしたちは階段を降りると広間にでる。
左右に廊下があり、正面には入り口があった。
なんか高そうな彫刻や絵がたくさんあるけど、こういうのはよくわからん。

「ここは玄関……というかロビーみたいなところ?とにかく屋敷に入ってすぐのところだよ」

やけに広いな……。ダンスパーティでも出来そうだぜ。

「次はこっちだよ」という加蓮の声についていく。なんかウキウキしてるなあいつ……。

「入って左の廊下にはホールっていうのかな?とにかく大きい部屋で、ご飯食べたりするところ!」

「でけぇ……」

広すぎるだろ……。うちの国の兵舎の食堂よりでかいぞ……。なんだこの屋敷。

……加蓮はこんなに広いところで1人ご飯を食べてたのか……。そりゃあ寂しくもなるよな。

「隣の部屋にはキッチンがあるよ。食料庫もすぐ隣にあるから、もし料理するときは自由に使ってね」

「りょーかい」

「反対側の廊下にはお風呂とか、来客用の部屋とかあるけど行けば大体わかるだろうし、説明しなくてもいいかな」

「来客用の部屋?誰か来たりするのか?」

「ううん。誰も来ないよ」

「じゃあなんでそんな部屋があるんだ?」

「私はもともとあった屋敷に住んでるだけで、この屋敷を建てたわけじゃないの」

「え?それじゃ加蓮がその……乗っ取ったのか?」

「人聞きの悪いこと言わないでよ。テキトーにフラフラしてたら屋敷を見つけて、中を見てみたら誰もいなかったから住んじゃえ!って思っただけだよ」

加蓮はそう答えた。
結局一緒じゃね……?そう思ったけど黙っておく。
じゃあ誰がこんな魔物が出る森に屋敷なんか建てたんだ……?


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
135Res/111.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice