加蓮「……ねえ、私の眷属になってよ」奈緒「え……」
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21:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 13:04:46.60 ID:RrjEOvhp0
「それじゃあよろしくね。奈緒」

「ああ、よろしく。加蓮」

加蓮が差し出してきた手を握り握手する。なんだかひんやりしてて緊張して火照った体にはちょうどよかった。

私は隙を見てここを抜け出す!そのために不本意だけどコイツと仲良くなって、ある程度あたしに隙をみせるようになる必要がある。

「じゃあ今日はここで寝てていいよ。ご飯とかは時間を見て持ってくるし」

「吸血鬼用の飯とかじゃないだろうな?」

「当たり前じゃん。私だって普段は人間と同じもの食べてるんだよ」

へぇ……また新しいこと知ったな。あとあと役にたつかもしれないから吸血鬼のことはしっかり覚えとかないと。
あたしは1つ気になったことを加蓮に問いかける。

「なぁ……」

「なに?」

「そもそも私を無理やり眷属にさせることも出来たんじゃないか?」

「まあねー。でも無理やり眷属にしてこの屋敷に住まわせてもギスギスするじゃん。そういうの嫌なんだよね」

「確かにそうだな……」

「だから奈緒はギスギスしないで仲良くしようねー♪それじゃ」

そう言って加蓮は部屋から出て行った。
やっぱ数百年も1人っていうのは寂しいんだろうな……。ちょっとくらいなら優しくしてやるか。



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