92:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 02:02:03.16 ID:EAF0Yir90
「倉橋さん、今日はあなたにお話が合って来たのですが。」
「…」
「呪いのビデオ…ご存知ですよね。」
「呪い…ビデオ…」
「あ…」
「ああ…」
「あ゛…あ゛ぁぁぁぁぁぁ!?」
呪いのビデオ。その言葉を聞いた瞬間、彼女はいきなり大声を叫び出した。
「倉橋さん!しっかりして…大丈夫ですからね、鎮痛剤用意して!早く!」
「ちょ…ちょっと本当に大丈夫なんですか!?」
彼女は髪を掻き毟りまるで何かに怯えてしまいその場で暴れ出した。
カイトも彼女が暴れないようにと抑えるのを手伝っていたが
その拍子に自分のスマートフォンを落としてしまった。
「いけねっ!携帯落っことしちまった…」
倉橋雅美は精神障害を患っている。
そんな彼女をこれ以上刺激させるわけにはいかない。
そう察したカイトが一刻も早く携帯を仕舞おうとしたのだが…
「あ…あぁぁ…キャァァァァァァァァァ!?」
その瞬間…
彼女はこの世のモノとは思えないほどの叫び声を上げてその場で気絶してしまった。
最早、話を聞くどころではない状態になった倉橋雅美はそのまま病室に連れ戻された。
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