262:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 17:46:38.38 ID:EAF0Yir90
「おじさん、まっくらだね。まるで…いどのそこみたい…」
真っ暗だと…そんなことを言われた…
まるでこの年端もいかない幼気な少女に心の内を見透かされたような気分だ。
嫌な感じがした。自分の心が闇に染まっていく感じだ。
“孤独” “恐怖” “絶望” “嫉妬” “憎悪” “後悔”
凡ゆる負の感情が右京の心を揺さぶった。
このままだと闇に引き込まれて二度と抜け出せないようなそんな気がした。
「右京さん、大丈夫ですか。」
そんな時だった。
誰かが自分の名前を気安く呼びながら背後に近づいてこの車椅子を引いた。
気になった右京が後ろを振り向くとそこには…
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