261:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 17:46:10.08 ID:EAF0Yir90
「あら、杉下さんじゃありませんか。こんなところで奇遇ですね。」
それは元女性議員の片山雛子だ。
こんなところで彼女と鉢合わせするとは妙な偶然だ。
そんな雛子だがある少女を連れていた。
年齢は三歳ほどの白いワンピースを着た少女だ。
だが片山雛子はまだ独身。結婚したなどと聞いたことがない。
まさか隠し子ではと思わず勘繰ってしまった。
「一応説明しておきますけどこの子は遠縁の子です。
それでこの子の親が亡くなったので私が引き取ったので妙な誤解をなさらないでください。」
「失礼しました。そうですか。遠縁の子ですか…」
「そういえばまだ自己紹介していませんでしたね。
この子の名前は真砂子ちゃん。年齢は3歳とまだ子供ですがしっかり者なんです。
さあ、ご挨拶して。」
「はじめまして、まさこです。」
「こちらこそ、僕は杉下右京といいます。」
そんな中、挨拶を交わす右京と真砂子。
それにしてもこの少女…
何処となく雰囲気が誰かに似ている。
かつて救えなかった…あの井戸の女…山村貞子に…
それから握手をしようとした時だった。
右京の手を握ってきた真砂子がこんなことを告げた。
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