257:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 17:32:02.80 ID:EAF0Yir90
「カイトくん、キミに謝らなければなりません。」
「死んだ彼らが僕を助けてくれるとはどうしても思えなかった。」
「何故なら彼らが死んだ原因はあの時現場から遠ざけられた僕の責任です。」
「ですがもしこのことを伝えていればキミは悩まずに済んだかもしれない。」
「本当に申し訳ないと思っています。」
それが右京からの謝罪だった。
そんな右京を見てカイトは居た堪れなくなってしまった。
何故だ…何故あなたが謝るんだ…
悪いのは自分だ。あなたではない。
30年前の事件だってあなたは自分が出来る最大限の努力をしてみせたはずだ。
それなのに…どうして…
そんな後悔を募らせるカイトに右京はもうひとつ語らなければならないことがあった。
それは人の心にあるものは決して闇だけではないということだ。
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