253:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 17:28:59.77 ID:EAF0Yir90
「今なら…わかります…
自分がどれだけ恐ろしく…危険な考えを抱いていたのか…
ここに収監されてからずっと考えていました。
恥ずかしい話ですけどこんな場所に収監されてやっとわかりました。
相手に自分の命を握られる恐怖というものが…
いくら犯罪者とはいえ命を軽々しく裁こうなんて人間のすべきことじゃない。
それを自分がこうして裁かれたことでようやく理解できたなんて皮肉ですよね。」
それがカイトの語った懺悔の告白だった。
人の命を裁くことなど警察官の裁量を越えた行いだ。
恐らくカイトはそのことを心の何処かで理解していたからこそ
ダークナイトとして活動していた時は最後の一線だけは踏み越えなかった。
確かにそれは立派な行いとは言い難い。
だがその悪を憎む心だけは確かなはずだ。
だからこそ彼を救ってやりたい。そう思った右京はカイトに対してあることを語りだした。
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