252:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 17:28:15.74 ID:EAF0Yir90
「ですがキミはそれを実行しなかった。その理由は何故ですか?」
「それは…あの時…高山竜二に会ったからです…」
これは防衛省の施設で井戸に落下した時のことだ。
今でもあれが夢か幻かはわからない。
だがあの時、カイトは確かに高山竜二らしき男と出会った。
そしてあのビデオを見た者たちが行き着く先を覗いた。
それは山村貞子の生み出した地獄を永遠に彷徨うという
死後の自由すら奪われる残忍なものだった。
そしてそこで高山からこう言われた。
「高山さんは俺の心に闇があることを指摘しました。」
「闇…ですか…」
「それから高山さんは俺の心の中にある闇を取り除いてくれた。
事実、あれから不安な想いはなくなりました。けどそれは完全じゃなかった…」
結局、その闇はいつまでもカイトの心にこびり付くかのように宿り続けることになった。
そしてそれが暴力という形で犯罪者に制裁を促す
闇の仕置人ダークナイトを生み出す結果に繋がった。
つまりダークナイトとはカイトの心の闇の表れということだ。
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