215:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 14:21:02.58 ID:EAF0Yir90
第7話
9月2日 PM14:00
「患者さんはもう喋れる状態ではないのですが…」
「それでも緊急の用事ですので、通させて頂きますよ。」
「ちょっと待ってください!まったく!どうなっても知りませんよ!」
2時間後、右京とカイト、それに神戸と亀山の4人は再び南箱根療養所を訪れていた。
その理由はもちろん貞子の父である伊熊平八郎と話しをするためだ。
しかし病室に居た伊熊は既に息も絶える寸前の臨終だった。
だがそれでも彼に話してもらわなければならないことがあった。
「アナタタチハ…サダコハ…ドウナリマシタカ?」
「山村貞子は再び井戸の底へ戻りました。復活する心配はないでしょう。」
「ソウデスカ…サダコ…スマナイ…」
貞子が井戸の底へ戻ったことに安堵する伊熊。
これでもう思い残すことはないとでも思ったのだろうか。
それから右京はそんな伊熊にあることを尋ねた。
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