213:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 14:17:40.68 ID:EAF0Yir90
「それから僕はみなさんを連れて施設に向かったんですよ。」
「まあ死体が出たとなればもう令状は要りませんからね。
俺が無断侵入する必要も亡くなったんですけど…なんなんですかこの死体の山は?」
「警部殿とカイト以外死体の山だぞ。生きてるヤツは一人もいやしねえ…」
どうやら彼らもこの施設を捜索したらしいがやはり生存者は自分たちだけのようだ。
しかし貞子を撃退したとはいえ未だにこの施設が禍々しい雰囲気が漂っている。
急いで彼らを遠ざけなければその命が危ない。
「それでは鑑識の作業に入ろうかと思うのですが…」
「よし、俺たちも現場の捜査を手伝うぞ!大木、小松、米沢の手伝いしてやれ!」
「はいっ!」
「了解っす!」
「待ってください!ここはいるだけで危険なんです!」
「カイトくんの言う通りです!急いで全員退避して…」
急いで現場を調べようとする米沢、それに角田たち。
しかしその時だった。
((ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ))
施設内に地鳴りが響き渡った。
それはこの施設内部が崩壊する音だ。
それから急いでこの崩壊する施設から退避する右京たち。
こうして井戸のあった研究施設は脆くも崩れ去り、
また貞子に関する調査資料も建物の崩壊と共に消えてしまい
今後、山村貞子のルーツを辿ることは永遠に不可能になってしまった。
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