202:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 12:45:15.49 ID:EAF0Yir90
う゛う゛…ぅぅぅ…あ゛…あ゛…あぁぁぁ…
そんな中、この世のモノとは思えない奇妙なうめき声が聞こえてきた。
右京の推理を聞いた貞子が怒り狂っていた。
貞子は未だ彼らを拘束している髪を操り二人を自分の元へと近づけた。
「杉下さん!時刻は…残り10秒!?どうする…どうすれば助かるんだ…」
残り時間5秒前。
それと同時に右京たちは遂に貞子と間近で対面することになった。
その身体は死臭を漂わせており、吐き気を催すほど強烈な臭いが放たれた。
「これが…山村貞子…杉下さん…どうすれば…」
「カイトくん!目を閉じてください!僕がいいと言うまで絶対に開けないでください!」
「え?でも…」
「いいから早く!!」
「わ…わかりました!杉下さん信じてますからね!!」
右京の指示に従い目を閉じるカイト。
言われなくてもこんな不気味な貞子を相手に目を合わす気などない。
それから残り時間が更に過ぎていった。
5…4…3…2…1…
そして遂に右京の死亡時刻に到達した。
それと同時に今まで髪に覆われていた顔を現して凶悪な眼で睨みつけようとする貞子。
その眼から発せられる能力を使い二人を殺そうとしたまさにその瞬間…
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