194:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 11:16:33.76 ID:EAF0Yir90
「結局ビデオの複製は
死の呪いを引き延ばしているだけにしか過ぎない。
生き残るためには根本的な解決を行わなければダメなんだ。」
「けど複製もダメだっていうなら…どうしたらいいんですか…」
「貞子の怨念を除去するしかない。だがそれには…」
「けど浅川玲子と高山竜司も貞子の死体を発見して供養したのに
それでもダメだったんですよ!他にどんな方法があるんですか!?」
死体を探して供養することも、それにビデオの複製もダメだった。
そうなるとこの呪いをどうやって回避することが出来る?
こんな見ず知らずの男にまるで八つ当たりでもするかのように訴えるカイト。
だがこれがいけなかったのだろうか。
今まで俯き彷徨っているだけの亡者たちがカイトに襲いかかろうとしてきた。
「もうダメだ。
これ以上お前はこの世界にいれば亡者になってしまう。そうなる前に俺の手を掴め!」
「え…ちょっと…何がどうなって…」
迫り来る亡者たちを前にして狼狽えるカイト。
そして男がカイトの手を取ろうとした瞬間。
男は不思議そうな顔でカイトを睨みつけてこう呟いた。
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