174:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 10:39:59.40 ID:EAF0Yir90
「神戸さんですけどあれってわざと逃がしたんですか?」
「ええ、彼はまだ呪いのビデオを見ていない。
そんな彼を死の呪いに巻き込むわけにはいきませんからねえ。」
「そうですね。たぶん警備員たちが死んだのも…」
二人が警備員たちの死を察した時だ。
モニターからザザッと雑音が流れた。見るとそこには奇妙な映像が流れている。
それは恐らく呪いのビデオの映像。
これまでは早津の絵のみで実物は見ることはなかったが
それがどういうわけだかこうしてモニターに映し出されていた。
「なるほど、彼らが死んだのはやはり呪いのビデオの映像を見たせいですね。」
「けど…何でこれが流れているんですか…?」
「それは恐らく諸悪の根源がこの施設で復活の時を待ち望んでいるからですよ。」
門を潜り抜け、施設に入る右京とカイト。
これは罠かもしれない。
だが二人には残り時間が差し迫っていた。
これが罠であろうとこの施設に立ち入る以外に方法はない。
残り時間はわずか…
右京たちはこの施設の何処かにある山村貞子の怨念が封じられた井戸を目指した。
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