右京「呪いのビデオ?」修正版
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173:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 10:38:15.09 ID:EAF0Yir90


「死ん…でる…」


「しかもこの死に方は!」


「間違いありません。吉野さんや小宮さんと同じ死に方です!」


そこにはあの吉野や小宮と同じく恐怖に引きつった死に顔の警備員たちの死体があった。

どれも死後数日は経過したモノばかり。

だが何故こんなことになったのか?

気になって周囲を調べてみるとそこにあるモノが置かれていた。


「これは監視カメラの制御装置ですね。」


「これで外に設置されている監視カメラの映像を見るわけですね。
けどこれといって特別なモノというわけでもありません。こんなモノが死因になります?」


そんな疑問を抱く神戸。

だがこの監視カメラの映像が映し出されるモニターを見て右京はある結論を見出した。

そしてそのカメラのスイッチを切ると同時に神戸に対してある指示を出した。


「神戸くん、キミは今すぐこの場を離れてください。」


「そんな…
お言葉ですが僕だってここへは覚悟を決めてきました。
そう簡単に引き下がることは…」


「いえ、そうではなく応援を呼んでほしいのですよ。
死体が出た以上、これは殺人事件として警察の捜査を入れることができます。」


右京が指摘するように死体が出た以上は

いくらこの施設が防衛省の管轄下とはいえ警察の捜査が入ることが出来る。

それなら携帯で通報すれば十分だと言うが

生憎、この場所は携帯の圏外区域。

応援を呼ぶにしても携帯の利用範囲に行かなければ呼ぶことが出来ないわけだ。


「外部の電話線もどういうわけか切れています。
ですから神戸くん、車を所持しているキミに応援を呼んでほしいわけです。」


「けど…それじゃあ…杉下さんとカイトくんは…?」


「僕たちはこの施設にいる生存者を探します。一人くらい生きていればいいのですが…」


「俺たちのことはいいから急いで応援を!」


神戸は少し考えた後、すぐに思考を切り替え右京たちにこの場を託す選択肢を取った。


「わかりました。
近くの所轄に出動要請した後すぐに戻りますからそれまで無事でいてください!
それと…後輩くんもな!」


そんな先輩風を吹かしながらカイトの頭をポンと叩く神戸。

それからGT-Rに乗り込むと携帯の圏内を目指して猛スピードで走り去っていった。


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