171:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:25:30.86 ID:EAF0Yir90
9月1日 PM15:00
「どうやらここが目的地のようですね。」
「そうですね。ここが僕たちの目指していた終着点でしょうか。」
防衛省から神戸のGT-Rで爆走すること4時間近く、
ようやく目的地へとたどり着くことが出来た。
そしてたどり着いた先は…
目の前にあるボロボロに放置された看板にこう記されていた。
伊豆パシフィックランドと…
この地こそがかつて呪いのビデオが作られた場所だった。
その伊豆パシフィックランド跡地のさらに奥に厳重に警備されている施設が存在した。
四方をまるで刑務所のように厚いコンクリートの壁で覆われた施設。
恐らくこの場所がProjectRINGの計画が進行されている施設とみて間違いない。
そう右京たち三人は確信に至った。
「ここが例の場所…ところで二人とも口数が少ないけど大丈夫ですか?」
「いや…全然大丈夫じゃないですよ。
神戸さん…信号機片手で数える程度しか止まってないから車酔いが…ウゲェ…」
「キミ…サイレン鳴らしてなかったら間違いなくスピード違反で捕まっていましたよ…」
「大丈夫ですよ。これでも腕は確かですから。」
ここまでの道中、神戸の荒っぽい運転で車酔いを起こす右京とカイト。
だがそんな弱音を吐いている暇はない。
既にこの施設の内部では
あの恐ろしい呪いのビデオとそれに山村貞子に関する研究が行われている。
その行いを一刻も早くやめさせなければならないのがここへ来た目的だ。
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