161:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:12:10.25 ID:EAF0Yir90
「この件には防衛省が関わっています。
それも防衛省大臣官房審議官の山岸邦光。
彼は小菅彬が起こした事件でレベル4の実験室の稼働を指示していた張本人ですからね。」
「防衛省…ですか…
元々小菅彬が作っていたウイルスは防衛省が作らせていたモノだった。
なるほど、彼の有用性は最初から把握済みだということですね。
ちなみに彼が秘密裏に出所したのはいつ頃でしょうか?」
「これがつい最近でして、1ヶ月前なんですよ。
どうやら本多の時のようなすぐにされたわけではなくて、
本多の一件を知った防衛省が3年掛けて小菅彬を出所させたようです。」
1ヶ月前、それは吉野賢三が特ダネの情報を掴んだ時期と重なる。
つまり吉野賢三は防衛省が流した呪いのビデオによって殺害された疑いが出てきた。
これでこの事件の大筋は見えてきた。
しかしこうなるとひとつだけ厄介なことがある。
「けど防衛省にどうやって乗り込むんですか?俺たちじゃ令状なんて取れませんよ?」
カイトが指摘するように
いくら警察官といえど令状も無しに防衛省に乗り込むなど狂気の沙汰だ。
さらに言えば特命係に捜査権など存在しない。
つまりまともな正攻法では望めない。それではどうすればいいのか?
「そこはご安心を、実は助っ人を呼んでいます。」
どうやら一案があるという神戸。
それからこの駐車場に一台の車がやってきた。
この車だがこの警察庁の隣にある警視庁から駆け込んできたらしい。
そして現れたのは…
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