157:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:08:47.98 ID:EAF0Yir90
「杉下さん、お久しぶりです。」
そこに現れたのはエリートな風貌を見せるキザそうな男。
およそ警察庁の職員とは思えない風貌だが…
未だに首を傾げているカイトに気づいたのか右京はカイトにこの男を紹介した。
「紹介します。彼は神戸尊くん。かつて特命係に在籍していた僕の相棒です。」
神戸尊、カイトが特命係に赴任する前の前任者。
現在は警察庁官房付きとしてこの警察庁に勤務している。
そんな神戸が二人を呼んだ理由は…
「ところで神戸くん、僕らを呼んだということはひょっとして…」
「杉下さんのお察しの通り、
先ほど片山議員から連絡がありました。
なにやらとんでもなく荒唐無稽な話を彼女の前で言ったそうですね。」
「荒唐無稽…まあ確かに…そうかもしれませんね。」
「…ったく!片山雛子…警察庁にまでチクッたんですか。
お偉いさんってのはクレームにだけはいち早く対応しやがるな!」
片山雛子からのクレームに思わず苛立つカイト。
ここは警察庁、恐らく父にもこのことが伝わっているはず。
そうなるとどうせこの後、小言を言われるに決まっている。
そう思うとどうしても腹立ってしまった。
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