156:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:08:01.06 ID:EAF0Yir90
「カイトくん、これは僕の片山雛子に対する個人的な見解ですが…
彼女は一見何かよからぬ事を企んでいる策略家…なのは確かでしょうが、
彼女自身が直接手を下すことはしない。
いえ、そもそもそのような危ない橋を渡る人物ではない。
つまり『限りなくクロに近いシロ』だということですよ。」
そんな右京の見解に首を傾げるカイト。
どうにもイマイチ理解出来ないといった表情だ。
さて、そんな二人の元に右京の携帯へ連絡が入った。
どうやら右京が待ち望んでいた反応だ。
「おや?…この番号は…」
「誰からですか?」
「今日は昔の馴染みと縁があるようですね、もしもし。
これはまた随分とお久ぶりです、はぃ?わかりました、すぐに伺います。」
連絡してきた相手にと随分親しそうに話す右京。
一体誰と話しているのかと疑問に思うカイト。
それから連絡を終えると右京はフィガロを走らせてある場所へと向かった。
それは警視庁の隣にある警察庁。
カイトの父親である甲斐峯秋が警察庁次長を務めていることもあるこの建物。
まさか父親と会うのかと警戒するカイトだが…
その駐車場に入るとある男が二人を待ち受けていた。
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