155:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:07:22.64 ID:EAF0Yir90
第5話
8月31日 PM15:00
「それじゃあ俺たちはこれで…」
「だからここにはアポ無しで来ちゃダメですよ。」
「そんなこと今更言ってもしょうがないだろ。」
議員会館駐車場で伊丹たちと別れる特命係。
どうやら片山雛子は警視庁にクレームを出したらしく
そのことに激怒した内村と中園の怒りを買って大人しく帰参することになったらしい。
その間に二人は右京の愛車、
日産フィガロに乗り込みながら右京は携帯をジッと見ながらある連絡を待っていた。
なにやら誰かからの連絡を待つ右京。
一体何を待っているのかとカイトは尋ねた。
「あの…何を待っているんですか…?」
「カイトくん、僕は片山雛子が吉野賢三を殺害したとは思っていませんよ。」
「でも…さっきは…」
「あれは彼女を揺さぶるためです。
もし彼女が吉野賢三を殺害したのならわざわざ犯行現場に戻るなんて愚行はしません。
あの行動は恐らく彼の身に何かあったと駆けつけようとしたと考えるべきです。」
片山雛子の人物像についてそう述べる右京。
それはある意味片山雛子の人間を熟知しているからこそ判断できることだ。
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