154:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 09:03:55.82 ID:EAF0Yir90
「ちょっといい?連絡繋いでほしいんだけど…」
それから雛子は秘書たちに取り次いで急いである場所へ連絡を取った。
だがその連絡は一向につかない。
おかしい…今までならこのようなことはありえないはずなのに…
まさか…いや…考えるべきだ…
既にあの杉下右京がこの件に関わっている。
つまり事態は急を要するということ…
こうなれば手段を問いでる暇はない。
そう思った雛子は自らの携帯を取り出し、急ぎある人物に連絡を取った。
「もしもし、実は依頼したいことがあって…」
「そう、詳細に関してはこれからメールでそちらに送ります。」
「事は急を要します。なので…」
「あなたの元相棒、彼にこのことをすぐに伝えてください。」
不敵な笑みを浮かべて連絡した人物を頼る雛子。
それから雛子は送った資料をすべてシュレッダーに入れて処分した。
この件に自分は何も関わってなどいないと思わせるため。
あの杉下右京の追求を逃れるには徹底的にやらなければならない。
それに…うまく行けば彼らは終わらせてくれるかもしれない。
この永遠に続くかもしれない悪夢を…
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