15:名無しNIPPER[saga]
2018/03/21(水) 00:34:18.42 ID:EAF0Yir90
8月26日 AM10:00
「よ、暇か?聞いたぞお前ら、また内村部長に怒られたそうだな…って元気ねえな。」
いつものように組織対策5課の角田課長が特命係の部屋にコーヒーを求めてやってきた。
しかしその特命係では…
「…ハァ…」
「落ち込んでますねぇ…」
「そりゃ落ち込みますよ、小宮さんは俺の目の前で亡くなったんですから…」
内村の説教を終えて特命係の部署に戻った右京とカイト。
だがカイトの心中は決して穏やかではない。
何故なら今回もう一人の被害者である小宮は自分の目の前で亡くなった。
それを思えばカイトもその責任を感じずにはいられなかった。
「それにしても吉野さんが調べていた事故は奇妙極まりないですねぇ。
被害者が全員、同じ日、同じ時刻に亡くなっていた。
偶然にしてもこんな確率はありえません。
被害者は何故こんな亡くなり方をしたのでしょうか?」
「そう言われても…けど改めて聞くと一連の事故ってオカルトっぽいですよね。」
ついカイトが口にしてしまったオカルトという言葉。
警察官たる者がオカルトなど馬鹿げた話を信じるわけにはいかないのだが…
だが被害者たちの死因を知るとやはりオカルトと疑うのも無理はなかった。
そんな時、コーヒーを飲んでいた角田課長は
右京が鑑識の米沢から拝借してきた
15年前の事故の資料にある被害者の名前を見てあることに気づいた。
「岩田秀一と能美武彦…この二人何処かで聞いたことある名前だな…何だっけ?」
「本当ですか?」
「ちょっと待ってろ。調べてくる!」
何か思い出したかのように部屋を退室して調べごとを始める角田。
その間に右京たちはある場所へ向かうことにした。
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